私は経験を得たい一心で、最大7種類の仕事を同時期に行っていました。
その結果、私が得た気持ちを示します。
題名と矛盾しますが、副業をあまりすゝめしません。
めっちゃ当たり前のことを書いてしまうのですが、「副業するということ=生活する時間を削ることになる」からです。
また、仕事を切り替える際にもけっこうコストが発生します。
特にこれが地味に効くというのが私の実感です。
例えば、、、
- 連絡手段、webミーティングなどにおける使うツールの切り替えコスト
- ダブルブッキングを防止するためのスケジュール調整コスト
- 誰とどんな仕事をしていたのか、思い出すコスト
などなど。
また、どこかの仕事が回らなくなると、どこかの仕事が疎かになり、それを取りもどすときに気合いと根性が必要になりがち。
個人的にはポカミスも増える感覚。
そんなこんなで単純に「お金が欲しい」とか「経験が欲しい」とかで副業をするのはあまりお勧めしません。
それでも私がお勧めするとしたら、以下の2パターンかと思います。
①お金目的である場合
- 頭と時間をそれほど使わず、既に自分が持っている知見を消費するだけでできる副業をする
おそらく、たまに聴くパラレルワーカーで長続きしている人のほとんどは、「既に持っている知見をいろんなところで消費している人」だと思います。
副業で上手くいっている人はほとんどこちらの方じゃないかな。
②経験目的である場合
- 「得た経験を本業に活かす」もしくは「副業を本業にする」くらいの気持ちで、期限を決めて副業する
経験目的である場合、新しいことを学びながらお金ももらうということになるので、よほど好きでなければ相応の負荷がかかることが予想されます。
よって、経験を得たい場合には「得たい経験と負荷に耐えられる期間」をしっかりと具体化して、副業をはじめた方が良いと私は考えます。
政府をはじめとして、なにやら「副業推奨!」という言葉だけが走っているように思えますが、この二つについてよく考えて副業するしないを判断することを強くお勧めします。
そんな私は今も6種類の仕事をしています。でも、来年からは3つにしようと思います。つまり、このコラムは私への戒めでもあります。
それではまた。