エフェクチュエーション

個人事業を開業したものの、軌道に乗せるどころか、当初やりたかったことが正しいのか?迷ったときに偶然紹介された本

たまたま、別の仕事でエキスパートインタビューしてたら、推奨された本

手法そのものは、なんというか、「ああそうだな、そうかもな」という感想なんだけれど、

それよりも、なんとなく沁みついていたこの本で言えばコーゼーション、馴染み深い言葉だとPDCA思考とか、リスクコントロール思考とか、予測とか、、、

その呪縛から少し開放された感じ。

いや、でも呪縛というのは言葉が悪く、使いわけできる思考力が大事なんだろうと思う。ただ、偏っていたという点では自分にとっては呪縛に近かった印象。

手法や思想の複雑な関係性を安易にわかろうとしないことが、大事だと。最近は良く思う。

そこで安易に「中道」にしちゃうと、なんでもありみたいで議論は進まず、

「みんな違ってみんないい」にしちゃうと、分断になりかねないのだと思う。

複雑であることを認め、それを乗り越えられる人格を自分は身に着けたい。

そして、それをみんなで身に着けて、世界をより面白いくしたい。

と、あらためて思いました。

論点思考

鍛えなおしたかったから、読んだ

いままで読んだ思考系の本の中でも自分にはしっくりきた。

心に残ったフレーズは

「おや!」 と思ったときに、意識 のフックをかけ てくるだけでいい。 おいしい!おもしろい! 変 だ!と思うものに点を打つ。 引き出しにストックするのは大事だが、ストックすることに 一生懸命になりすぎると疲れる。

内田 和成. 論点思考 内田和成の思考 (pp.176-177). 東洋経済新報社. Kindle 版.

少なくとも、勉強ってその方が面白いよねって思う。

これは取り入れて確かめてみよう。まずは自分に対して。

夜と霧

だいぶ有名な名著らしいのですが、私は先月知りました。

お恥ずかしい。

確かに、心を打つ内容でした。

一方、もっと感じられること、感じるべきこと、考えられることは多いと思うのに、

何かそこに至っていない感じがしていて、

自分の感性の鈍さや、知識、想像力、思考力の弱さが悔しい。

ただ、それでも、「生きること」「辛さや苦しみの意味」「大切な人や気持ちを失うということ」を、考える新たに材料を与えてくれた本でした。

こんな浅い感想で語れる本ではないと思うのですが、

読了後の素直な感想です。

人生論ノート

考えすぎてよくわからなくなった時、

友人に勧められた本

読んだ結果、「私はまだ考えすぎてないな…」と思いました。

初読で興味深かった項目は

「懐疑について」

「虚栄について」「名誉心について」

「孤独について」

「希望について」

だったのだけれど、わからないなりに、なんとなく伝わったような

自己認識で、吸収度は多分5%くらい

だから、ここに感想が書けません。

それでも感想を述べるのであれば、

自分に対して、もっと探究しようと、

それはとても難しいことであると認識しようと、

かくあろうと思えたことが、この本からいただけたこと。

いつか、すべての子どもたちに

ティーチ・フォー・アメリカの立ち上げ時からの軌跡を、
創業者であるウェンディーさんの目線で辿った本

話の流れは、ナイキの創業者であるSHOE DOGに似ていて、
「とにかくお金がない」って内容がけっこう多い

起業ってそういうものなのかもしれないなと思った。

SHOE DOGと比べると、ウェンディーさんの性格からか、
優しさにあふれている印象。

ただ、後半の内容がとても力強く、
理想を掲げるだけではなく、結果を約束し、こだわることの大切さがを伝わってきました。

自分も理想だけでなく、結果へのこだわりをもっと強くしたいと思いました。
自社サービスの改定への意欲がもらえた。

読んでよかった。
なんとなく、自分の未来に何かが加わった気がする。

茶の本

私は教員資格認定試験を受けるまで、岡倉天心さんのことを知らなかったのですが、
資格試験の勉強をするなかで、気になったので読んでみました。

「傑作を理解するためには、身を低くして作品の前に進み、そのわずかなつぶやきをも聞き漏らさないよう息をひそめて待ち受けなければならな」

というような記述がいちばん心にのこりました。

率直な感想では、書いてあることを読んで共感することはできるけれど、
「茶道」をやって実感しないとしっくりこないだろうなと。

本を読んだり、勉強するたびにこの壁に当たってる気がする。
これは、わかったつもりでたくさん恥ずかしい気持ちになった経験があるからだと思う。

ただ、この本が書かれた目的の一つには、西洋列強に「日本」を知ってもらうこと、
理解してもらうこと、があったのだろうなと思っています。

そう考えると、次は当時の西洋列強の気持ちになって、読んでも面白いかなと思いました。ただ、その気持ちを理解するのも、けっこう困難な道だよね。と思いました。

道のりは長いよ。

アイデアのつくり方

いまさら紹介するの!?とか思われてしまいそうですが、書いちゃう。

まず、サイズ感がいいです。
持ってて、安心するサイズ。
しかもすぐに読める。

でも内容は濃いです。
これが実行できたら本当にすごいアイデア生まれそう。

言葉をマスターすると、アイデアは息を吹き返してくるものである。

この言葉が印象的でした。

自分も、アイデアつくりにチャレンジします。

世界はシステムで動く

昨年【学習する組織】という本も読みましたが、本の作者同士が大親友らしいです。
そういうのを読んだ後で知ると、ちょっとテンション上がります。

読んで感じた比較になりますが、
【世界はシステムで動く】のほうが、システム思考を詳しく説明
【学習する組織】のほうが、システム思考を組織で具体的に使う方法を説明
している印象です。

【世界はシステムで動く】を読んで、心に残った内容を羅列すると、

  • 私たちが世界について知っていることは全て自分の頭のなかで描いたメンタルモデルであり、それは実際の世界ではない
  • 何かを考えるには境界を作らないと単純化できないから、考えられない
  • 境界もまた、メンタルモデルが作ったもの
  • 境界とは、私たち自身が作っているものであり、新たな議論や問題、目的ごとに考え直すことができるし、考え直すべき
  • 持っている情報は不完全であり、遅れを伴ったもの

です。
他にもいっぱい良かった点はあるのですが、このあたりの記載が特に心に刺さっていています。
湧いた私の感想はですが、

「個人、組織間の境界の差から、善悪、差別、価値観の相違、行き違いとか生まれてそう」
「境界の線に幅もあるだろう」
「何かを考えるとき、“今考えていることの境界は?“って自分に問う癖を身に着けたい」

といった感じです。


元々、経営戦略とかプロジェクトマネジメントを考えるときも、“ドメイン(領域)“って難しいなと思っていたけれど、、、
この本のおかげで、“境界は自分が入手できた不完全な情報でつくった思い込みである“という理解が加わりました。

余計難しくなりました。どこかであきらめることも大事かな?
ありがとうございました。

14歳からの哲学

よかった。

確かに、14歳に読んでほしい。
そして、この本に書いてある内容を考え込んだことがない人にも、
読んでほしい。

自分として、これはわかりやすいなと思った記載は
「良いと思っていることをするのが良いこと」
「悪いと思っていることをするのが悪いこと」
みたいな記載。
私の記載は間違っているかもしれないので、気になる人はちゃんと読もう。

あとは、「自分の身体は自分の所有物ではないのだから、
自分の思い通りにならないとは当たり前」
みたいな記載。

さらっと読めるし、オススメ。

ビジネスデューデリジェンスの実務

自分がM&AとDDとかに関わる日なんて来ないよ!
と言っていた2年後くらいには、関わっていたので、
とりあえず勉強しようと読んだ本

分厚い割には読みやすく、僕にはわかりやすかった。
教科書として使いやすい本だと思う。

「QuickHit(めっちゃ雑に言うと、さっさと出る効果)の抽出」とか
「キツイ仕事は短時間でやること」とか
「ロジックツリーとイシューツリーの説明」とか

その辺が印象的でした。

ただ、こういう本は実務をやりながら、手に取る系だと思っているので、
実務をしながら、何度も触れたらいいなって思っています。