たぶん、疲れていたときに買った本。
しかし、読んだのは余裕ができてから。
そのおかげで、書いてある内容はしっくり入った。
というか、入り過ぎて衝撃はなかった。
じんわりと、”そうだよな・・・”って感じた。
一番、自分の中に残ったのは、”100年以上前に書かれた本だと思えない”という点。
その結果、”1900年代に科学技術の発展によりすごい変化があったと思い込んでいたが、人の認知はそんなに変わっていないのではないか?”という考えが終始浮かんだ。
私自身、子どものころと比較して、世界はけっこう変わったと思う。
昭和は・・・、平成が、、、とかいうお話は好きではないけれど、場面を切り取ってみればいろいろ変わっていると思う。
社会の変化とともに、人の価値観も変わっていると思う。
自分の子どもの扱う言葉や常識も私とは異なる。
でも、変化の最中に人間が感じられる認知には限界があるのではないかと思う。
振り返って、スナップショットのように比較すれば、その変化は認知できるかもしれない。でも変化の最中に感じる”情報”に対して、人ができる”反応”はそんなに変わらない。
世界の変化に対する認知の限界に対して、私たちがどう立ち向かうのか?
少なくともこの本が100年以上前に述べている問題提起に対して、私たちの多くはまだ克服できていないように思える。
うーん、悠揚館としてはどんないい影響を社会に与えられるのだろうか?そもそもそんなこと考えていること自体が傲慢なのではないだろうか?
とか考えて、最終的には”世界に素敵な未来を提供しよう”と初心に帰りました。