なぜ、いつ、買ったのかわからなかったのだけれど、机の上にあったから読んだ。
多分、誰かが昔勧めてくれたんだろうと思う。
私がこの本に対して解説のような感想を述べるにはあまりにも勉強不足であり、生兵法で大怪我しそうなので、感じたことを書こうと思う。
仏教における、解脱と涅槃のことが記載されていて、それがゼロポイント、つまり原点なのだろうという理解をした。
元々、仏教の考え方を聞いたりしていると、「確かにそうだな」、とか、「うん、そう感じる、考えることある」とか思うことが多かったこともあり、すんなり入ってきた感じ。
あと、仏教は現代において必ずしも正しい道を解いたわけでもなく、よく生きることに主眼を置いているわけでもないという記載は、なんとなくそう思い込んでたわたしに気づきを与えてくれました。
素晴らしいとされている人、何かで有名な人は、人格も優れている、優れていなければならないといった幻想は、どうかと思うけれど、自分もそこに囚われてるんだろうな。
なんというか、憧れてる人の人間的な部分をついつい見ないようにしてしまうとか。
とにかく、自分の心と向き合うきっかけになった本でした。
特に、解脱できなかった方々が、解脱できるようになった時のお話が、「確かにそうかもー」って思いました。